大喜利鮮魚店
お題
抽象的なネタしかしないお笑い芸人「平和浪漫」の渾身のネタの内容
にとるさんの作品
「平和浪漫」の抽象的な漫才:『時間の言い分』

登場: くるま(ボケ)とケムリ(ツッコミ)が舞台に。くるまは何か考え込むように立ち、ケムリは冷静に観察。

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ケムリ: 「おい、くるま。何か悩んでる顔してるけど、どうしたんだよ。」
くるま: 「いやさ、ケムリ。さっき時間が俺に文句言ってきたんだよ。」
ケムリ: 「時間が文句? お前、また変な妄想でも始まったか。」

くるま: 「1秒がさ、『俺、短すぎて誰も感謝してくれないよ』って拗ねてた。」
ケムリ: 「1秒に感謝しろってか? お前、それ言うなら0.1秒はどうすんだよ!」

くるま: 「そしたら1分が割り込んできて、『俺だって60秒もあるのにすぐ終わるって言われる!』って。」
ケムリ: 「1分、気持ちは分かるけどさ、お前がグズグズしてたら世の中回らねえんだよ!」

くるま: 「で、1時間がドヤ顔で、『俺は偉いよ。会議もデートも俺で決まるし』って自慢してきた。」
ケムリ: 「1時間、お前調子乗んな! 会議でダラダラされると迷惑なんだよ!」

くるま: 「僕、思わず 言ったよ。『お前ら人間 に振り回されてるだけだろ』って。」
ケムリ: 「お前が時間にマジレスすんなよ! 振り回してるのはお前の頭だろ!」

くるま: 「時間に舐められてるよ、僕ら人類って。」
ケムリ: 「舐めてんのはお前のセンスだよ! もうこのネタ終わりにしろ!」

(くるまが時計を見る仕草でニヤッとして終了)
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